- 2024-7-25
- 上映
*上映終了致しました
2014年7月18日に劇場を再開させた当館が、間もなく10周年を迎えることを記念して8月に初の本格的な映画祭企画を実施致します。3週間と2日間に渡って繰り広げられる、全30作品の上映が御成座のスクリーンを埋め尽くします。この無謀かつ前代未聞の試みに是非ご参加ください。
現段階でのタイムテーブルはこちら。イベント追加により若干の調整が発生する可能性もございますのでご了承ください。
【上映作品】
◆『Single8』(2022年/日本/カラー/113分/ビスタサイズ)監督・脚本:小中和哉/出演:上村侑、髙石あかり、福澤希空(WATWING)、桑山隆太(WATWING)、有森也実◆スターウォーズが公開された1978年夏、高校生の広志はクラスメイトと共に8ミリ映画制作を目指す。平成ウルトラマンシリーズを手掛けた小中和哉監督が、自らの学生時代を元にして描く青春グラフィティ。映画って凄い、映画って面白い、だから映画が作りたい。そんな最高の初期衝動を描いた本作から、この映画祭を始めたいと思います。◆上映日程:8月3日(土)10:00 *上映後に小中和哉監督舞台挨拶あり/8月5日(月)10:00/8月9日(金)17:00©『Single8』製作委員会
◆『野球どアホウ未亡人』(2023年/日本/カラー/60分/ビスタサイズ)監督:小野峻志/脚本:堀雄斗/出演:森山みつき、井筒しま、秋斗、工藤潤矢、藤田健彦◆平凡な若き妻・夏子は、謎の草野球監督・重野にその才能を見出され、「野球」という快楽に憑りつかれていくが……。堂々たる野球未経験者である作り手たちによって、あえてすべてを間違えたインディーズ野球映画が堂々完成。各地で中毒者たちを増殖させている本作が、ついにこの夏、秋田の劇場に初出場。この映画祭の隠し玉となるか、誰もが驚く暴投となるか……グローブご持参でぜひ目撃を。◆上映日程:8月3日(土)12:30 *上映後に小野峻志監督、森山みつきさん舞台挨拶あり/8月6日(火)12:30/8月16日(金)18:30
◆『海辺の映画館 キネマの玉手箱』(2020年/日本/カラー/179分/ビスタサイズ/PG12)監督・脚本・編集:大林宣彦/脚本:内藤忠司、小中和哉/出演:厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲(新人)、成海璃子、山崎紘菜、常盤貴子◆尾道の映画館「瀬戸内キネマ」最終日。映画を見ていた若者3人が、スクリーンに吸い込まれ戦争の歴史を巡っていく。2014年に開催された「秋田ゆかりの映画祭」では再開後間もない当館を訪れた大林監督。妻でありプロデューサーである大林恭子さんは大館出身であり、高校時代に当館で映画を見た思い出もあるとのこと。晩年は戦争を描き続けた大林監督による、圧倒的なエネルギーに満ちた遺作。◆上映日程:8月3日(土)14:30/8月8日(木)10:00/8月15日(木)12:00©2020「海辺の映画館-キネマの玉手箱」製作委員会/PSC
◆『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』(2023年/日本/カラー/119分/ビスタサイズ)脚本・監督:井上淳一/出演:井浦新、東出昌大、芋生悠、杉田雷麟◆1980年代、映画監督・若松孝二が名古屋に建てたミニシアター、シネマスコーレ。映画と映画館への想いと挫折、それでももがき続けた若者たちの青春模様を、若松プロ出身の井上淳一監督が自らの実体験を元に描いた傑作。若松孝二役は前作に引き続き井浦新、シネマスコーレ支配人の木全純治役には東出昌大が抜擢された。◆上映日程:8月3日(土)18:00 *上映後に井上淳一監督、井浦新さんによる舞台挨拶&サイン会あり/8月12日(祝)12:30/8月23日(金)15:00©若松プロダクション
◆【WBLC 2023】『ドラゴン 怒りの鉄拳 4Kリマスター版』(1972年/香港/カラー/102分/英語版/シネマスコープ)監督・脚本:ロー・ウェイ/武術指導:ハン・インチェ/出演:ブルース・リー、ノラ・ミャオ、橋本力、ロバート・ベイカー◆20世紀初頭の上海。師匠の急死を知り、中国拳法道場「精武館」に帰ってきたチェンは、その死の原因が日本人道場であることを突き止める。『ドラゴン危機一発』の大ヒットを塗り替え、世界に衝撃を与えた傑作クンフー映画。◆上映日程:8月4日(日)10:00/8月5日(月)14:30/8月6日(火)10:00/8月8日(木)15:30/8月13日(火)14:30/8月14日(水)10:00+14:00 ―© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.
◆【WBLC 2023】『ドラゴンへの道 4Kリマスター版』(1972年/香港/カラー/100分/英語版/シネマスコープ)監督・脚本・武術指導:ブルース・リー/撮影:西本正/出演:ブルース・リー、ノラ・ミャオ、チャック・ノリス◆地元ギャングから立ち退きを迫られるローマの中華料理店の窮地に、香港からやってきた青年タン・ロンが立ち上がる。ブルース・リーが自ら監督も務め、そのキャリアのすべてを注ぎ込んだ傑作。映画史に残るコロシアムでの死闘は必見。◆上映日程:8月4日(日)12:30/8月5日(月)16:30/8月6日(火)16:00/8月8日(木)17:30/8月13日(火)16:30/8月14日(水)12:00+16:00―© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.
◆『ベイビーわるきゅーれ』(2021年/日本/カラー/95分/シネマスコープ/PG12)監督・脚本:阪元裕吾/アクション監督:園村健介/出演:髙石あかり、伊澤彩織、三元雅芸、秋谷百音、うえきやサトシ、福島雪菜、本宮泰風◆殺しのスキルは高いが社会性が皆無な女子高生殺し屋ちさととまひるは、高校卒業を機に組織からルームシェアと普通の社会生活を命じられるが……。オフビートな日常と躍動するアクションのコントラストで話題となったシリーズ第1作。◆上映日程:8月4日(日)15:00/8月5日(月)12:30/8月9日(金)10:00/8月13日(火)10:00©2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会
◆『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』(2023年/日本/カラー/101分/シネマスコープ)監督・脚本:阪元裕吾/アクション監督:園村健介/出演:髙石あかり、伊澤彩織、水石亜飛夢、中井友望、飛永翼(ラバーガール)、新しい学校のリーダーズ、渡辺哲、丞威、濱田龍臣◆相変わらずうだつの上がらない毎日を送る殺し屋コンビちさととまひるの前に、二人を殺してそのポストを奪おうとする兄弟が現れて……。シリーズ3作目の公開とTVシリーズ放映にも期待が高まる人気作第2弾。更にパワーアップした日常系青春殺し屋アクションをこの機会に是非。◆上映日程:8月4日(日)17:00/8月6日(火)14:00/8月9日(金)12:30/8月13日(火)12:00©2023「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」製作委員会
◆『瞼の転校生』(2023年/日本/カラー/80分/ビスタサイズ)監督:藤田直哉/脚本:金子鈴幸/出演:松藤史恩、齋藤潤、葉山さら、村田寛奈、市川華丸、生津徹、タモト清嵐、佐伯日菜子、高島礼子◆旅回りの大衆演劇の一座に所属し、友達を作ろうとはしなかった少年が、転入先の中学校ではじめての友達と出会い、ひと月間の友情を育んでいく。新鋭・藤田直哉監督による長編監督デビュー作。『カラオケ行こ!』や相次ぐ話題作への出演で人気急上昇中の齋藤潤が、不登校のクラスメイトを好演。◆上映日程:8月9日(金)15:00/8月23日(金)10:00/8月25日(日)10:00© 2023埼玉県/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 川口市
◆『続・荒野の用心棒 〈デジタル・リマスター版〉』(1966年/イタリア、スペイン/カラー/93分/ヨーロピアンビスタ)監督:セルジオ・コルブッチ/出演:フランコ・ネロ、ロレダナ・ヌシアク、エドゥアルド・ファヤルド◆メキシコ国境近くの宿場町。ジャクソン少佐とウーゴ将軍の二つの勢力が激しく対立を続けるこの町に、棺桶を引きずった流れ者ジャンゴがたどり着く。ジャンゴはジャクソン一味に捕らえられた娼婦マリアを助け、メキシコ政府軍の砦を襲撃することをウーゴに持ち掛けるが……。マカロニ・ウエスタンを代表するキャラクターである、ジャンゴの原点となる伝説の傑作。◆上映日程:8月10日(土)10:00/8月19日(月)10:00© 1966 – B.R.C. Produzione Film (Roma-Italia) Surf Film All Rights Reserved.
◆『殺しが静かにやって来る』(1968年/イタリア、フランス/カラー/105分/ビスタサイズ/イタリア語/モノラル)監督・脚本:セルジオ・コルブッチ/音楽:エンニオ・モリコーネ/出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、クラウス・キンスキー、ヴォネッタ・マギー、フランク・ウォルフ、ルイジ・ピスティッリ◆無法者集団に牛耳られた雪深い町スノーヒル。夫を殺された未亡人ポーリーンは、声を奪われた殺し屋サイレンスに夫の復讐を依頼する。マカロニウェスタンの巨匠セルジオ・コルブッチ監督による“ジャンゴ”と並ぶ代表作。雪景色の中で繰り広げられる非情かつ圧倒的な物語を、名匠モリコーネによる哀愁のスコアと共に記憶に留めて欲しい。◆上映日程:8月10日(土)12:30/8月19日(月)12:30©Adelphia / Les Films Corona / Beta Film 1968
◆『モデル連続殺人!』(1963年/イタリア/カラー/89分/ビスタサイズ/イタリア語/モノラル)監督:マリオ・バ-ヴァ/出演:エヴァ・バートック、キャメロン・ミッチェル、トマス・レイネル、クロード・ダンテス、リー・クルーガー◆イザベルというファッション・モデルが覆面の怪人に殺され、その後、彼女の残した日記帳が発見される。日記にはモデルたちの秘密が書かれており、やがてその日記帳を手にしたモデルたちにも次々と魔の手が迫るが……。幻想的な映像美と共に恐怖とサスペンスをふんだんに散りばめた、イタリアン・ホラーの父マリオ・バーヴァによる、多くの後続監督たちに影響を与えた傑作。◆上映日程:8月8日(木)13:30/8月10日(土)15:00©Compass Film Srl-Italy
◆『サスペリア 4K レストア版』(1977年/イタリア/カラー/99分/シネマスコープ/R15+)監督:ダリオ・アルジェント/音楽:ゴブリン/出演:ジェシカ・ハーパー、アリダ・ヴァリ、ジョーン・ベネット、ステファニア・カッシーニ、ウド・キア◆ドイツの名門バレエ学校に留学してきたスージーは、そこで次々と怪異に遭遇する。やがてスージーはこの学校に隠された秘密を知り……。極彩色の惨劇が万華鏡のようにスクリーンを彩る、ダリオ・アルジェント監督の代表作にして、言わずと知れたゴシック・ホラーの金字塔。決してひとりでは見ないでください。◆上映日程:8月10日(土)17:00/8月19日(月)15:00©VIDEA S.P.A.
◆『バーフバリ 伝説誕生 完全版』(2017年/インド/カラー/159分/シネマスコープ/R15+)監督・脚本:S・S・ラージャマウリ/出演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、タマンナー、ラムヤ・クリシュナ、サティヤラージ◆巨大な滝の下で拾われ、たくましく育ったシヴドゥは、滝の上の王国で自分が王子バーフバリであることを知る。かつてない面白さと魅力的なキャラクターにより、近年のインド映画人気を決定づけた傑作映画第一作目。◆上映日程:8月11日(日)10:00©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.
◆『バーフバリ 王の凱旋 完全版』(2017年/インド/カラー/167分+1作目ダイジェスト5分/シネマスコープ)監督・脚本:S・S・ラージャマウリ/出演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ、サティヤラージ、ラムヤ・クリシュナ、タマンナー、ナーサル◆メガヒット超大作第二作目。自らが英雄バーフバリの息子であることを知ったシヴドゥは、父の家臣カッタッパから、裏切りによって命を絶たれ王座を奪われた父の悲劇を聞かされる。空前のスケールで描かれた愛と復讐の壮大なドラマが、想像を遥かに超えた感動のフィナーレへと向かう。◆上映日程:8月11日(日)13:15©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.
◆『RRR』(2022年/インド/カラー/179分+途中休憩10分/シネマスコープ)監督・脚本:S・S・ラージャマウリ/原案:V・ヴィジャエーンドラ・プラサード/音楽:M・M・キーラヴァーニ/出演:N・T・ラーマ・ラオ・Jr. 、ラーム・チャラン、アジャイ・デーブガン、アーリアー・バット、レイ・スティーヴンソン、オリビア・モリス◆英国軍にさらわれた部族の娘を救おうとするビーム。大義のために英国政府の警察となったラーマ。ある事故をきっかけに運命的に出会った二人は、互いの素性を知らないまま無二の親友となるが……。『バーフバリ』シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、相対する二人の男の友情と使命を壮大なスケールで描き世界中で大ヒットとなった話題作。◆上映日程:8月11日(日)16:30 *紙吹雪・声援・鳴り物ありのマサラ上映を実施・途中休憩あり *ご予約・詳細はこちら©2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.
◆『止められるか、俺たちを』(2018年/日本/カラー/119分/シネマスコープ)監督:白石和彌/脚本:井上淳一/音楽:曽我部恵一/出演:門脇麦、井浦新、山本浩司、岡部尚、大西信満、タモト清嵐、毎熊克哉、藤原季節◆1969年、若松孝二監督を中心に社会を挑発する映画を作り出していた若松プロダクション。青春を映画作りに注ぎ込む若者たちの中に助監督として飛び込んだ、21歳の吉積めぐみの物語を若松プロダクション出身の監督・脚本家コンビで描く。◆上映日程:8月12日(祝)10:00 【追加上映】8月19日(月)17:30©2018若松プロダクション
◆『辰巳』(2023年/日本/カラー/108分/ビスタサイズ/R15+)監督・脚本:小路紘史/出演:遠藤雄弥、森田想、後藤剛範、佐藤五郎、倉本朋幸、松本亮、渡部龍平、龜田七海、足立智充、藤原季節◆裏稼業で生計を立てる孤独な男、辰巳。彼は元恋人・京子の妹である葵と共に、京子を殺した犯人を追う復讐の旅に出る。2016年の『ケンとカズ』が話題となった小路紘史監督による8年ぶりの新作は、希望を捨てた男と絶望の中で復習に燃える女の道行きを描いたジャパニーズ・ノワールの新たなる傑作。◆上映日程:8月12日(祝)15:00/8月16日(金)10:00/8月24日(土)15:00©小路紘史
◆『野火』(2014年/日本/カラー/87分/ビスタサイズ/PG12)原作:大岡昇平/監督・脚本:塚本晋也/音楽:石川忠/出演:塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也、森優作、中村優子、山本浩司、神高貴宏、入江庸仁、辻岡正人、山内まも留◆第2次世界大戦末期のフィリピン、レイテ島。敗戦が色濃い中、田村一等兵は結核を患う。部隊からも野戦病院からも追い出された田村は戦場を彷徨うが……。今年は最新作『ほかげ』で当館にも舞台挨拶にいらした塚本晋也監督。毎年夏に全国で再上映が続けられている本作も、ついに今年で公開から10年目。一日限りの上映ですが、是非この日、劇場でご覧ください。◆上映日程:8月15日(木)10:00©2014 SHINYA TSUKAMOTO / KAIJYU THEATER
◆『ツィゴイネルワイゼン』(1980年/日本/カラー/144分/スタンダード)原作:内田百閒/監督:鈴木清順/脚本:田中陽造/出演:原田芳雄、大谷直子、藤田敏八、大楠道代、麿赤兒、樹木希林、真喜志きさ子◆士官学校教授の青地と友人の中砂は、旅先で弟を亡くしたばかりの小稲という芸者と出会う。その1年後、青地は名家の娘と結婚したという中砂を訪ねるが、そこで紹介された中砂の妻、園の姿は小稲に瓜二つだった。幻想と現実が極彩色の中で混じり合う、鈴木清順監督の美学溢れる浪漫三部作の第一作目。◆上映日程:8月15日(木)15:30/8月18日(日)10:00/8月22日(木)10:00
◆『陽炎座』(1981年/日本/カラー/139分/スタンダード)原作:泉鏡花/監督:鈴木清順/脚本:田中陽造/出演:松田優作、大楠道代、中村嘉葎雄、加賀まりこ、原田芳雄、楠田枝里子、大犮柳太郎、麿赤兒◆大正時代が終わりを告げた頃の東京。劇作家の松崎は品子という女と3度もの偶然で巡り合う。松崎はパトロンの玉脇に品子のことを話すが、次第に品子が玉脇の妻ではないかとの考えが浮かび……。フィルム歌舞伎と名付けられたスタイリッシュかつ前衛的な映像が繰り広げられる、鈴木清順浪漫三部作の第二作目。◆上映日程:8月16日(金)13:00/8月18日(日)13:00/8月22日(木)13:00
◆『夢二』(1991年/日本/カラー/128分/ヨーロピアンビスタ)監督:鈴木清順/脚本:田中陽造/出演:沢田研二、坂東玉三郎、毬谷友子、宮崎萬純、広田玲央名、大楠道代、原田芳雄、長谷川和彦、麿赤兒◆恋人の彦乃と駆け落ちをするために湖畔へ向かった画家の夢二。だがそこに彦乃は現れず、代わりに巴代という人妻と出会う。ふたりはその後も逢瀬を重ねるが、やがて巴代の夫の影が忍び寄り……。前二作とは違い原作なしのオリジナルで描かれた浪漫三部作の第三作目。印象的なテーマ曲はその後ウォン・カーワイ作品などでも使用された。◆上映日程:8月16日(金)16:00/8月18日(日)16:00/8月22日(木)16:00
◆『ワイルドツアー』(2018年/日本/カラー/67分/ビスタサイズ)監督・脚本・撮影・編集:三宅唱/音楽:Hi’spec/出演:伊藤帆乃花、安光隆太郎、栗林大輔、ほか◆「山口のDNA図鑑」というワークショップに参加している大学1年生のウメは、中学3年生のタケとシュンを誘い、近くの山へとDNA採取に出かけるが……。『ケイコ 目を澄ませて』や『夜明けのすべて』など、秀作を次々と送り出す三宅監督が、2018年に山口県のアートセンターYCAMによる制作の下、現地の中高生たちと共に作り上げた傑作青春映画。◆上映日程:8月17日(土)10:00/8月20日(火)17:00/8月25日(日)12:30©Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]
◆『どこでもない、ここしかない』(2018年/スロベニア、マケドニア、マレーシア、日本/カラー/90分/ビスタサイズ)監督・脚本:リム・カーワイ/出演:フェルディ・ルッビシ、ヌーダン・ルッビシ、ダン、アンニャ・キルミッスイ◆バルカン半島、スロベニアの首都リュブリャナでゲストハウスを経営するフェルディは、女癖の悪さが原因で妻のヌーダンに逃げられてしまい……。マレーシア出身、大阪を拠点に世界各地で映画制作を行うリム・カーワイ監督が、現地の人々と即興で作り上げたバルカン半島三部作の第一作目。◆上映日程:8月17日(土)13:00©cinema drifters
◆『いつか、どこかで』(2019年/セルビア、クロアチア、モンテネグロ、マカオ、日本、マレーシア/カラー/81分/ビスタサイズ)監督:リム・カーワイ/出演:アデラ・ソー、カタリナ・ニンコヴ、ピーター・シリカ、ホスニー・チャーニー、マティ・ミロサヴリェヴィッチ◆マカオ人女性アデラは、亡き恋人との思い出の品が展示されたクロアチアの「別れの博物館」を訪れる。その後、ネットで知り合ったアレックスに会うためにベオグラードを訪れるが、アレックスは姿を現さず……。一人のバックパッカー女性が旅の中で見知らぬ土地の歴史と文化に触れていく様を描く、バルカン半島三部作の第二作目。◆上映日程:8月17日(土)15:00©cinema drifters
◆『すべて、至るところにある』(2023年/日本/カラー/88分/ビスタサイズ)監督・脚本:リム・カーワイ/出演:アデラ・ソー、尚玄、イン・ジアン◆旅先のバルカン半島で映画監督のジェイと出会い、彼の作品に出演したエヴァ。やがて世界をパンデミックと戦争が襲い、ジェイはエヴァへのメッセージを残して姿を消してしまう。前二作品が物語に絡み合い、旧ユーゴスラビアの巨大建造物(スポメニック)が雄大にスクリーンに映え渡る、バルカン半島三部作の第三作目。◆上映日程:8月17日(土)17:00 *上映後、リム・カーワイ監督舞台挨拶あり/8月20日(火)15:00©cinema drifters
◆『WILL』(2024年/日本/カラー/140分/ビスタサイズ)監督・撮影・編集:エリザベス宮地/音楽:MOROHA/出演:東出昌大、服部文祥、阿部達也、石川竜一、GOMA、コムアイ、森達也、MOROHA◆俳優・東出昌大の山暮らしと狩猟生活を追い、スキャンダルにより居場所を失いながらも今の暮らしが彼に何をもたらしたかを映し出したドキュメンタリー。以前より東出と親交のあるMOROHAが出演と共に音楽を担当し、MOROHAのドキュメンタリーやMVを手掛けてきたエリザベス宮地が本作の企画と共に監督を手掛けた。◆上映日程:8月20日(火)10:00/8月23日(金)17:30/8月24日(土)12:00©2024 SPACE SHOWER FILMS
◆『無理しない ケガしない 明日も仕事!新根室プロレス物語』(2024年/日本/カラー/79分/ビスタサイズ)監督:湊寛/出演:サムソン宮本、オッサンタイガー、TOMOYA、MCマーシー、ねね様、アンドレザ・ジャイアントパンダ、他/語り:安田顕◆北海道根室市でおもちゃ屋を営むサムソン宮本を中心として結成されたプロレス団体・新根室プロレスを描いたドキュメンタリー作品。所属するのは普段皆それぞれに仕事をしているメンバーたち。神社のお祭りや町のイベントにリングを設置し、地元の観客を楽しませながら興行を打っていたが、巨大レスラー、アンドレザ・ジャイアントパンダの人気により団体の知名度も全国区に飛躍。だが、そんな最中にサムソン宮本の闘病が発表され……。◆上映日程:8月20日(火)13:00/8月24日(土)10:00©北海道文化放送
◆『そして、優子Ⅱ』(2022年/日本/カラー/117分/ビスタサイズ/PG12)監督:佐藤竜憲/出演:瀬戸みちる、柳憂怜、沖正人、品田誠、遠山景織子、大島葉子、和田光沙、藤木由貴、ドロンズ石本、渡辺哲◆とある小さな田舎町。普通であることが一番に心地よい高校生優子の父親はヤクザであるが、父親やその取り巻きの組員たちも優子には優しい。やがてヤクザ稼業も時代の流れから存続の危機に陥り、優子の「普通」は少しずつ崩れはじめる。『THEATERS』の沖正人がプロデュースを手掛け、『惑星ミズサ』の佐藤竜憲監督が幸福の価値観に揺れる少女の繊細な物語を紡ぎあげる。◆上映日程:8月23日(金)12:00 *上映後に本作出演の俳優・野辺富三さんトークイベントを開催/8月24日(土)17:30©「そして、優子Ⅱ」なかよし倶楽部
◆『おーい!どんちゃん』(2021年/日本/カラー/157分/ビスタサイズ)監督・脚本:沖田修一/撮影:道川昭如と手のあいた人/録音:落合諒磨と手のあいた人/音楽:澤口希/出演:坂口辰平、大塚ヒロタ、遠藤隆太、師岡広明、宮部純子、宇野祥平、黒田大輔、山中崇◆3人の売れない役者たちが共同で暮らす一軒家に、ある日ベビーカーに乗った小さな赤ちゃんが現れる。3人はその子をどんちゃんと名付け、友人たちを巻き込みながら育てていくが……。『南極料理人』『さかなのこ』の沖田修一監督が、生まれたばかりのわが娘の成長を記録しながら作り上げた完全自主製作大傑作映画。◆上映日程:8月25日(日)14:30©沖田修一
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