- 2015-3-7
お客さんが現れずにぽっかり空いてしまった昨晩の最終回
こんな時はそう、鍋パーティーにかぎります!
見慣れたいつもの御成座のロビーも…
ホラ、鍋を置くだけでグッと華やかに!
具材は何がいいでしょう?
皆それぞれがいろんな鍋を頭にイメージしていた時です
御成座はふと冗談でつぶやきました
「よーし、今夜はウサギ鍋だな」と…
ウサギが人間の言葉を理解していないなんて
そんなことを思っていたのなら大間違いです
ご覧の通りの地獄耳ですから
ひそひそ声とて丸聞こえなのです
「聞きましたよ…ええ、聞きましたとも」
その時てっぴーの目がキラーンと光ったのに誰も気が付きませんでした
賑やかな鍋パーティーも終わり
お腹いっぱいになった御成座はもう眠くなってしまいました
ふとんにゴロンと横になり
おやすみなさーいと目を閉じました
どれほど経ったでしょうか?
御成座はなんだか布団が重く感じてふと目を覚ましました
しかしなぜだか身体の自由が利きません
手も動かせず、足も動かせず
かろうじでまぶたをうっすらと開きます
暗闇の中に・・・何かが見えた気がしました
白く…ふさふさとした…何かです…
枕でしょうか?いえ、まるでウサギのような…
やがて御成座のまぶたは再び重くなり
一晩中悪夢にうなされたのでした
翌朝汗びっしょりで起きた御成座は
「いや~ヒドい夢をみたもんだ」とカーテンを開けました。
すがすがしく晴れ渡る空に、今日も頑張ろうと思った…その時です
ふと枕元に目をやった御成座は、そこにこんなモノを見つけました
「こ、これはウサギのフン…まさか…昨晩のあれは…夢じゃなかったのか!?」
ロビーに下りた御成座は、恐る恐るウサギの檻に近付きました
そして夜間は檻にかけたままの毛布を、覚悟を決めてめくると…
そこにいたのはいつも通りの愛らしいてっぴーでした
「てっぴー…昨日はあんなこと言ってごめんよ…」
もう2度とあんな冗談は言うまいと
ウサギのつぶらな瞳に誓う御成座でした



















